「バーでお酒を飲みながら本を読んでみたい。」

二十歳を超えお酒を知り始めた筆者が密かに抱き始めた願望です。

しかし通常のバーではとても読書を始めることができる雰囲気ではありません。

仕方なく家で一人、安い缶ビールを飲みながら読書をしますが、うーーん違うこれじゃない…

そんな筆者の燻っていた(?)願いを叶えてくれる最高のバーを見つけてしまいました。

今回はこの最高のバー、「森の図書室」に行ってきました。

森の図書室とは

よく見ると「森」の「木」が「本」になっていますね(笑)

「森の図書室」は2014年の7月にオープンしました。

小さい頃から本の虫だったオーナーが夜遅くまでお酒と読書が楽しめる場所を作りたいという思いで始めたそうです。

資金をクラウドファンディングで集めたのですが、当初10万円の予定が最終的には953万円も集まり、支援者の数では当時の日本記録を更新しました。

自分と同じような願望を持つ、「同士」がこれほどまでに多いことに驚きです!

バーであるとともに従来の図書館同様、本を借りることができます。

また、「森の図書室」は18:00以降はバータイムですが、昼間はカフェとしても営業されています。

今度はカフェの時間帯にも訪れてみたいです。

奥渋谷に潜む図書室

「森の図書室」は渋谷駅から道玄坂をひたすら登っていったところにある雑居ビルの3階です。

ドアの前にたどり着くと、まずインターホンが目につきました。

とりあえず、営業しているよね…?

困惑しながらもインターホンを押すと、店員さんからドアを開けて待つように言われました。

言われるがままにドアを開けてみると…

ドアが本棚のようになっています!

ドア??

なんとそこには本棚が。

実はこれが引き戸で、すぐに開き店内に案内していただきました。

本!
本!!
本!!!

渋谷の雑居ビルの中に本当に図書室のような空間が広がっていました。

バーにしてはとても広い空間の壁一面に本がズラッと並んでおり、席はそれぞれゆとりを持って配置されています。

こちらでは従来の「図書室」と異なり私語が許されているので、ゆっくり読書を楽しむだけでなく、友達や恋人とワイワイ楽しく話している人も。

wifiと電源も無料で使えるためパソコンで黙々と作業をしている人もいます。

それぞれがそれぞれの方法でこの特別な空間を楽しんでいました。

なんと奥にはベッドの席もあり、思う存分くつろぐこともできます。

店内の素敵なシステム

席に着くと店員さんに「森の図書室」について説明していただきました。

まず「森の図書室」は会員制であり、年会費10800円を払えば

1.席料500円がかからない

2.入口のカードキーが手に入る

という特典があります。

特にカードキーでこの隠れ家的バーに入ることはとても憧れますね。

そしてなんと1万冊以上ある蔵書の8割がマスターの森さんの蔵書です!

半端ない…

残りは会員の皆様が他の人にも読んでもらいたいお気に入りの本を寄付したものです。

また「森の図書室」の特徴の1つとして、従来の図書室と異なり本が無差別に置かれています。

これも工夫の1つで、読みたい本を手に取る時にふと違うジャンルの本と出会ってほしいという思いからこの無差別な配置を始めたそうです。

また普段本を読まない人にも本を気軽に手に取ってみてほしいという思いから、あまりマニアックな本はあえて置かれていません。

店内をよく見てみると「森」と書かれたシールが貼られている本がまとまっているエリアが。

実はこの「森シール」は会員の方が寄付した本などに貼られています。

会員同士で寄付する本が被ることもあり、人気の本だと同じものが4冊あったりします(笑)

筆者も大好きな石田衣良さんの小説とウイスキーを楽しみました。

隅々までこだわりが

メニューを開いてみるとこちらにもこだわりが…

・東京ポトフ (ランチのアッコちゃん/柚木麻子)

・薫製ニシンの虚偽 (そして誰もいなくなった/アガサ・クリスティ)

・セロリと牛肉の煮物 (世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド/村上春樹)

なんと有名な本に出てくるメニューが載っています。

自分が好きだった本の世界観に触れることができる点が素敵ですね。

(間抜けな筆者はメニューの写真を撮り忘れてしまいました、すいません…)

また、コースターにはマスターや従業員の方々のオススメ本についての説明が載っています。

数種類あるので何が貰えるかは運次第…

コースターにも一工夫が。

これらのコースターやメニューに載っている本も本棚に置かれており、これらも「森シール」が貼られています。

また、店内には従業員さんの自己紹介カードや読んだ本の感想が貼ってありました。

「森の図書委員」の皆さん
読んだことのある本でも、自分とは違った感想に出会えて楽しいです。

まさに「本でみんながつながる場」といった感じですね!

大人になってからも利害関係なく同じ趣味でつながることのできる場所。

とても幸せな空間です。

最後に

「森の図書室」はいかがだったでしょうか?

本棚に囲まれた空間で1つの小説の世界に入り込む。

ほんのすこしのアルコールとともに。

筆者は最高の時間を過ごすことができました。

皆さんも是非「森の図書室」で思い思いに時を過ごしてみてはいかがでしょうか?

基本情報

住所:東京都渋谷区円山町5-3 萩原ビル3F

営業時間:

平日 12:00~17:00 18:00~24:00

土日祝日 12:00~24:00

(不定休)

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