『雑多』

皆さんは何を思い浮かべますか?

2月末、有楽町に用事があり駅付近を歩いていました。

少し遠くに見えたのは人だかり。

近づいてみると、東京国際フォーラムでフリーマーケットが実施されていました。

ショッピングモールで何でも安価に買い揃えることのできるこの時代、フリーマーケットの需要はわかりやすく低下しています。

イメージの通り、出品者側も購入者側もご年配の方ばかり。

商品はというと、靴や洋服、ハンドメイドバッグ、手作りエプロン、古いオモチャ、など一言で言えば『雑多』です。

ちょうど時間もあったので少し覗いてみることにしました。

まずは受付です。

フリーマーケットのルールを知らないのでとりあえず来てみたのですが、どうやらパンフレットを配っているだけみたいです。

ここはスルーして本命の市場に向かいましょう。

入り口から雑多感は広がっていました。

湧き出る懐かしさといいますか、ちゃち感といいますか。

地方の田舎で育った私にとって居心地の良さを感じさせる雰囲気でした。

写真右が置物のお店で、左がシルバーアクセのお店です。

置物のお店はヴィレヴァンにインディアン要素を足して、品数を最低限まで減らしたような感じです。

可愛い置物から、目玉一つの怪物のような変なものまで置いてありました。

あの怪物は何なのだろう。。。

ちなみに私が来た時は出品者さんはいらっしゃいませんでした。

モノだけ置きっぱなしです。

「フリマスタートだ」と思って入って一発目のお店がこんな感じですよ。

『和み』ですね。

奥に進んでいくと、おじさんがお客さんを呼び止めて接客していました。

その様子はさながら実演販売のよう。

商品を地面に並べ、あぐらをかいて接客しているところがフリマ感ですね。

ここでは、お手玉や風呂敷、ハンコや巾着など、昔懐かし系グッズを販売していました。

その時代を生きた本人だからこそ売りたいと思ったのでしょうか。

おじさんはすごくイキイキとしていました。

ラストはこちら、洋服の販売を行なっているお店でした。

綺麗に畳まれた洋服、靴、メガネ、帽子。

そして、最前列には「80〜50%OFF」と書かれたポップ。

どうしてここまでフリマ感を出すことができるのでしょうか。

古着には興味をなくした元古着屋店員ですが、フリマ感に惹かれてジッと見てました。

どれも価格設定がむちゃくちゃ。

総じて高すぎます。。。

「これじゃあ80%OFFしたとしても高いなあ」

と思ってたところでキラリと輝くものが。

目線の先に、いい感じのチャイナジャケットを発見しました。

(写真撮り忘れていたのでお家に帰ってから撮りました。)

Made in ジンバブエのデニム生地チャイナジャケット。

ブランドは全く知りませんが、シルエットがパーフェクトです。

チャイナボタンでジャケットはなかなか珍しく、販売されていても人気なので高く付くアイテムです。

多分、メルカリなどで販売すれば5000円ほどの値は付くと思います。

ちなみに購入価格は1500円。破格です。

いいお買い物が出来たところで引きあげることにしました。

思えばフリーマーケットなんて小学校の低学年以来かもしれません。

売っているものはほとんど変わりない。

変わったのは場所と時代と私自身。

雑貨が乱雑に置かれている様は少年の目にはキラキラ見えていました。

それも今は”懐かしい風景”という位置付けに変わってしまいました。

それでも出品していたご年配の方の目はキラキラしていた。

今私たちの目に映っているキラキラしたものは、何年かすれば懐かしいものに変わるのでしょうか。

それとも、フリマのご年配の方のようにいつまでもキラキラしているのでしょうか。

歳を取っても自分を笑顔にしてくれるものを見つけていきたい。

そんなことを思える日曜日を過ごすことができました。

ちなみに私が参加した有楽町のフリーマーケットは、「ベストフリーマーケット」というもので、年に数回、東京国際フォーラムで行われます。

日曜日に開催されることが多いようです。

掘り出し物も見つかるかもしれません、是非行ってみてください。

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