「男とは〜」「女とは〜」「大人は〜」なんていう主語の大きい頭でっかちな主張がよく燃える現代。

そんな世の風潮は重々理解した上で、記念すべき「独身ヘレデン」への初コラム投稿なのだ、と息巻いて、今回は「男とは」という大きな大きな主語を使わせていただきたいと思う。

とは言っても、僕などはまだホモ・サピエンスのオスを20年しか経験していない。

男として様々な経験を重ねた先輩たちに読んでもらうのは大変恐縮だが、若造の戯言程度に目を通してほしい。

僕が好きなCMに、GEORGIAの「男ですいません」というCMがある。

知らない人は、是非YouTubeなどで検索をしてほしいが、要約すれば

男は、単純で、アホで、よくつるむし、張り合うし、女に弱いし、バカをやる。

男ってのは、サイテーで、サイコーだ。

こんなことを言っているCMだ。

当時、男子校の中学生という、GEORGIAからいつオファーが来てもおかしくないようなむさくるしくもはっちゃけた日々を送ってきた僕には、正直とても刺さった。

でも、世間の反応を見ると賛否両論。

自虐には見えても一応、男性礼賛CMなのだから、女性ウケが良くないのはとてもよく分かるが、男性の中でも、「品がない」や「開き直るな」など、辛辣な意見を述べている人も多かった。

これらの主張のどっちが正しいなんてことを言うつもりはない。

ただ、このCMで描かれている男の姿は、現代の男性にとって必要なメンタリティであるように思う。

我々は、少年時代
仮面ライダーや恐竜に心を奪われ、
デュクシという効果音付きのチョップとバリアで
死闘を繰り広げ、
公園に自分達だけのオンボロ秘密基地を作り、
給食のおかわりジャンケンに負けて悔しがり、
気になるあの子にちょっかいを出して、
好きな女優やアイドル・アニメを熱く語りあい、
北斗百裂拳やら、かめはめ波やら、
ゴムゴムの銃を打つ自分を想像し、
放課後のマックで大騒ぎして怒られながら、
大人になってきたはずだ。

なのに、満員電車に揺られ、社会の不条理に振り回され、見栄を張りつつ、社会に適応して生きる中で、そんな少年心を失ってしまった先輩たちが多くいるように感じる。

そしてその空箱となった空間を、「若さって良いな」という言葉で蓋をしている先輩たちが多くいるように感じる。

また、SNSなどを眺めていると、そんな少年心を持つどころか、独身だとか、仕事ができないだとか、色んな理由で意気消沈してしまっている男性のため息が聞こえてくる。

「大人になりたくない」なんていう大学生のたわごとは、そんなため息が伝播した結果だろう。

当然、社会の中で大きな責任を持った男達が、少年のように振る舞うのは限度があるだろう。

さらに、まだ社会の厳しさも何も知らない青二才が何を言ってるんだ?と青筋を浮かべている先輩もいるだろう。

でも、現実を知らないパッパラパーの今こそ、理想を語らせてほしい。

キラキラ輝く少年のような顔で、好きなことや自分の夢を語る社会人の先輩は、カッコいい。

まだ結果がなくとも
僕からしたら興味のないことであっても
大それたことを言っていても
それ自体が大したことなくても
単純かつ愚直に、
ほとばしる熱量と少年のような遊び心を持って、
突き進む男達は、カッコいい。

さらに、
公園や河川敷で草野球やサッカーに励む男たちや、
大人だからこそ持つ自由をフルに使って
自分の趣味に没頭する男たち、
感情を爆発させて
喜んだり笑ったりしている男たちを見ると
いつまでもこんな風に楽しく生きていきたいなんて思う。

イケメンでなくとも、
スタイリッシュでなくとも、
モテモテではなくとも、
輝く少年心とロマンを持っている大人は、カッコいい。

男だろうが女だろうが、カッコいいと僕は思う。

(お酒の席などで、ふざけが過ぎて人に迷惑をかけるような大人として最低限守るべきところを欠いた人間になってしまうと、途端に魅力がなくなるが・・・)

僕が小学生の頃熱心に読んでいたはやみねかおるさんの小説の主人公、怪盗クイーンは、「人生に大切なのはC調と遊び心」なんてモットーを掲げていた。

人生100年時代とも言われる長寿の世界なら、「青春」と言う言葉が、10代から30代を示す言葉に変貌しても、なんら不思議はないだろう。

次の元号に生まれた子供達に「早く大人になりたいなぁ!」と思わせることが出来るようなカッコいい大人が増えてほしいとそして、自分もその一員になりたいなぁと強く思う。

少年のごとき遊び心を自分だけの秘密基地にちゃんとしまっておきながら。

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