ここにあるいくつもの奇跡と メロディーと言葉のかけら握り締め 一切後悔なんてしたくない 答えを見つけ出せるまで 振り向かないままいたいよ

提供元:https://www.musixmatch.com/ja/lyrics/UVERworld/CHANCE-04

青春の一曲。

学生時代に聞いていた歌を今聞くと懐かしさが蘇る。

UVERworldのChance!という曲は私の青春の代表作。

15年ほど前、当時中学生だった頃の私を思い出す。

サッカー部で部長を務めていた。

部活、私立、男子校、自転車通学。

そんな私に浮いた話は全くなく、

私の青春を語っていいのは、泥と汗だけだ。

サッカー部は地域でも屈指の弱小チームだった。

入部当初の部員数は10人。練習場はテニスコートより狭い。顧問が練習に来ることはない。

あれ、サッカーって何人でやるんだっけ。

これで大会に出してもらえるんだ、緩いな。

中学1年生の仕事はボール磨きでも球拾いでも練習でもない。

部員集めだ。

毎日のようにクラスメートに営業をかけていた。

あの手この手を使って5人増やすことに成功した。

さて、練習だ。サッカーをしよう。

そう思っていたのは私だけのようだ。

みんなが小さな練習場でやり始めたのは球蹴りだ。

私がやりたいのはサッカー。

あれ、サッカーってなんだ?

そう思った瞬間に足は動いていた。

向かったのは隣の中学校のサッカー場。

隣の中学校サッカー部のボスに頭を下げて練習メニューを考えてもらった。

大会では負けるのが当たり前。

0-5で負けるのがデフォだった。

向こうが負ける気がしないのと同様、こっちも勝つ気なんてない。

そんなつまらない1年は一瞬で終わった。

2年生になり適任者がいないということで飛び級で部長に昇格した。

この頃に出会ったのがChance!という曲だ。

長々と思い出話を聞かされても退屈だろう。

この辺で打ち止めにして、懐メロについてお話ししたい。

懐メロというのは人によって違う。

90年代生まれの人が90年代の曲を懐メロというのに違和感がある。

だいたい自身が青春時代に聴いた曲を懐メロと呼ぶ。

私にとってUVERworldのChance!が懐メロであるように、

誰かにとって中森明菜のdesireがそれであり、

誰かにとって米津玄師のLemonがそうなる可能性がある。

曲を聞いて泣いたことはない。

しかし、心を動かされることはある。

Chance!を聞けば、部活勧誘していた日々、隣中学のボスに頭を下げたこと、近くのマクドナルドでたむろしていたこと、あの頃の全てが蘇る。

音楽というのはタイムカプセルだ。

数年前のことなのに、曲が引き金となって当時のことが頭の中を駆け巡る。

そこにはなぜか感情も含まれている。

映像や記録ではない、一番沁みる記憶だからこそ心を動かされる。

そう思うとどうだろう。

今聞いている音楽は何年後か先には懐メロになっている。

そして数年後、タイムカプセルのように今の記憶が頭の中を駆ける。

私たちは知らないうちにタイムカプセルを毎年埋めているのかもしれない。

せっかくのタイムカプセルだ。

数年後の自分へメッセージを伝えよう。

ここにあるいくつもの奇跡と メロディーと言葉のかけら握り締めて。

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